【なぜ無料で聴ける?】Voicy(ボイシー)の収益化を徹底解説 | 会社員の副業禁止をなくすブログ

【なぜ無料で聴ける?】Voicy(ボイシー)の収益化を徹底解説

Voicy(ボイシー)パーソナリティは稼げてるの?
Voicy社はどういう考えなの?

多くのインフルエンサーや著名人がチャンネルを開設し始めた音声プラットフォームVoicy(ボイシー)の人気が高まっています。

社会人の勉強におすすめのVoicyですが、無料で利用している人が多いので、パーソナリティやVoicyの収益がどうなっているかを気にする人は多いです。

なぜなら、VoicyにはYouTubeのような広告収入を得る仕組みもなく、収益化はまだまだこれからだからです。

僕は1年ほど前からVoicyを使った勉強を続けています。平日の朝、40分から1時間聴いて、ビジネスやマーケティングを学んでいます。

けんにー

この記事を読むと、Voicyパーソナリティの収益化の方法とVoicy社の考え方がわかります。
本記事の内容
  • Voicy(ボイシー)パーソナリティが稼げる収益化プログラム
  • Voicy(ボイシー)パーソナリティが無料放送を続ける理由
  • Voicy社の収益見込み

(結論)Voicyはパーソナリティファーストで運営され、多くのコンテンツが無料で視聴できる音声プラットフォームです。パーソナリティとリスナーの良好な関係を維持しながら徐々にパーソナリティに提供する収益化の手段を増やしています。

Voicy(ボイシー)とは?

Voicyの概要

厳選されたパーソナリティによる“声のブログ”やニュース、ラジオのような放送が聴ける新しい音声プラットフォームです。
(公式サイトより引用)

voicy-top
(出典:公式サイト)

Voicy(ボイシー)の概要

  • サービスリリースは2016年9月
  • アプリだけでなくWEB版(ブラウザ)がある
  • パーソナリティは審査制で、審査通過率は2〜3%前後
  • 1チャプターが10分以内で簡潔
  • 基本は無料ですが、プレミアム放送(有料)もある
  • キングコング西野亮廣氏が、株式会社Voicyに株主として参画
  • ≫公式サイトリリース

1年以上使った経験あり!Voicy(ボイシー)の特徴や使い方を徹底解説した記事がこちらです。
≫無料で勉強できる!音声メディアVoicy(ボイシー)とは?使い方を徹底解説

利用者数の推移

2021年3月時点で月間利用者数が250万MAUを突破しました。

Voicy利用者数の推移
(出典:公式サイト)

≫公式サイトリリース

Voicyはまだ赤字

Voicyを運営する株式会社Voicyの第5期決算 (2021年1月期)の最終損益は3億5000万円の赤字でした。

決算に関する記事がこちらです。
≫音声メディアのVoicy、2021年1月期の最終損益は3億5000万円の赤字…官報で判明

けんにー

今は積極的な投資を行っている段階ですね。

Voicyパーソナリティが稼げる2つの収益化プログラム

税金のイメージ

Voicyがパーソナリティに向けに現時点で用意している収益化プログラムは以下の2つです。

  • 月額課金のプレミアムリスナー
  • Voicyスポンサー

一つずつ説明します。

月額課金のプレミアムリスナー

パーソナリティはプレミアアムリスナー向けの限定放送を用意することができます。

  • プレミアムリスナーだけが聴ける放送を「プレミアム放送」という。
  • 価格設定は1ヶ月あたり100〜30,000円の幅で可能
  • ファンクラブやサロンのように使うパーソナリティが増えている。

緒方憲太郎氏(Voicy社長)が自らのVoicyチャンネルでプレミアムリスナー機能に込めた思いを語っています。

概要がこちらです。

  • コンテンツに課金するというより関係を作ることが目的
  • パーソナリティにつける特別なポジションに対してお金を払ってもらう
  • パーソナリティとリスナーの関係は自由

詳しくはVoicyでお聴きください。
≫プレミアムリスナー機能に込めた思いの裏話

パーソナリティが安心してコンテンツを配信し続けるために、ファンであるリスナーが金銭的にサポートする。逆にパーソナリティは、プレミアムリスナー向けの特別な放送で還元するといった形を目指しているようです。

けんにー

パーソナリティファーストの姿勢はすごくいいですね。

Voicyのプレミアムリスナーになる方法や内容を解説した記事がこちらです。
≫【社会人の勉強】Voicy(ボイシー)プレミアムリスナーとは?徹底解説

Voicyスポンサー

voicyスポンサー
(出典:公式サイト)

「Voicyスポンサー」とは、企業がチャンネルのスポンサーになり、チャンネルを応援してくれる仕組みです。パーソナリティは自身の声でスポンサー名を放送内で紹介します。
(公式サイトより引用)

パーソナリティがスポンサーを集めるわけではなく、Voicy社が営業してスポンサーを獲得します。

スポンサー料は一般には公開されていませんが、以下のリリースから1ヶ月20万〜程度かな?と推測できます。

スポンサー料に関する2021年1月13日のリリースがこちらです。
≫個人の音声配信に企業スポンサー、支援総額1億円を突破。Voicyでの累計支援数は50件以上

「Voicyスポンサー」の特徴は以下の3つです。

  • パーソナリティが毎回の放送でスポンサー企業を紹介する
  • パーソナリティが商品やサービスへの思いも語る
  • 商品の認知だけでなく共感を得やすい

Voicyでも常にランキングでトップを走る西野亮廣さんのチャンネルで事例を紹介します。

voicy企業スポンサー
(出典:公式サイト)

一番最初のチャプターの中で西野さん自らスポンサーコールをやっています。

けんにー

毎日聴いているとこの放送のスポンサーである「焼肉薩摩」のことが気になります・・・

パーソナリティも自分の声でスポンサーを紹介するので、商品やサービスに好感を持てない場合は断るケースもありそうです。

Voicyスポンサーは単なる広告ではなく、企業とパーソナリティが互いに応援し合うような関係性を目指しています。

Voicyパーソナリティが無料放送を重視する理由

voicyリスナー

プレミアム放送をしながらでも毎日無料放送を行っているパーソナリティがほとんどです。また、企業スポンサーが入っている放送を聞く機会もまだ少ないです。

パーソナリティが収益化を急がない理由を考えると以下のようなものがあります。

  • ポジション取りを優先する
  • バックエンド商品への集客導線に使う
  • まだ様子見の段階

一つずつ見ていきます。

ポジション取りを優先する

ポジショニング

インフルエンサーは常に伸びそうなプラットフォームでのポジション取りを意識します。

Voicyはこれから伸びるとみて、今ポジションを取りにくるインフルエンサーが増えています。2018年ごろに急速に伸びていたビジネス系YouTuberの動きに近いといわれています。

Voicyが伸びてきたとき初心者リスナーが頼るのは視聴ランキングです。

ランキング上位に入っていれば、Voicyのユーザー数の伸びに準じて自分のチャンネルも増えてくるという流れです。

バックエンド商品への集客導線に使う

コンテンツやオンラインサロンなどの有料商品・サービスを持っているインフルエンサーは、無理にVoicyで収益化せずに集客導線としています。

無料で価値提供を続けることによって、リスナーを見込み客にすることができます。無料でも十分に価値のある情報を提供し続けて、リスナーから信頼を得ることがポイントです。

今のところVoicyには学ぶ意識が高い人が集まっていることもあって、ビジネスやマーケティングに関するバックエンド商品を持っているパーソナリティには向いてそうです。

まだ様子見の段階

Voicyに参入したのが最近のことなので、まだ様子見のパーソナリティが実際には多いようです。

無料とプレミアムの内容の違いをどのようにしていくかを考える必要があります。

広告に関しても、Voicyの企業スポンサーの思想は、これまでの広告とは違うものなので、多くのパーソナリティが一旦様子見でスタートさせている印象です。

けんにー

結果的に今は無料で有益な放送が楽しめている状況です。

著名人・インフルエンサーに選ばれる理由を解説した記事がこちらです。
≫【Voicyおすすめ】ちきりんさん西野さんマナブさんがVoicyを選ぶ理由

Voicy社の収益はどうなっている?

上のように直近の決算を見ると赤字です。

収益を上げるためには、以下の方策が必要です。

  • パーソナリティを増やす・育てる
  • 企業スポンサーを増やす
  • 企業向けのコンテンツ制作やチャンネル運営のコンサル受注を増やす

現状は3番目の企業向けのビジネスが屋台骨になっているような気がします。

Voicyには個人のパーソナリティだけでなく新聞社や証券会社、英会話などのスクールなどの企業チャンネルが多くあります。

voicy公式チャンネル
(出典:公式サイト)

これらのチャンネルを運営するにあたり、制作請負やコンサルなどさまざまな収益が得られているはずです。

けんにー

地方の新聞社や観光行政などへも提案先を伸ばしているようです。

今のVoicyの動きを見ていると、あくまでもパーソナリティファーストの姿勢です。

パーソナリティが放送を続けていくために、収益プログラムをじっくりていねいにつくって提供しています。

昨年12月にはこのようなリリースもありました。
≫ボイスメディアVoicy、配信者に対する再生数比例の収益化プログラムを2021年より開始

プログラムの詳細は未定ですが、Voicy代表の緒方憲太郎氏によると、10分につき1円程度の還元を目指しているとのことです。

こちらもパーソナリティファーストの姿勢が感じられます。

ただ、還元するには原資が必要です。

YouTubeのように途中で広告を挟むことも予想されますが、リスナーがネガティブに捉えるリスクもあります。

それとも、パーソナリティもリスナーも満足できる全く新しい仕組みで実現されるかもしれません。

けんにー

期待しましょう!

まとめ

Voicyはパーソナリティとリスナーの関係性を大事にする音声プラットフォームです。

パーソナリティに提供中の収益化プログラムは2つあります。

  • 月額課金のプレミアムリスナー
  • Voicyスポンサー

コンテンツへの課金や一般的な広告とは違い、それぞれパーソナリティとリスナー、パーソナリティとスポンサー企業がお互いに応援し合うようなスタイルを目指しています。

あくまでもパーソナリティが質の高い放送を続けていけることを第一に考えています。

パーソナリティも収益化を急いでいません。

Voicy内で先にポジションを取ることや自分の商品・サービスのための集客に使っているパーソナリティが多いのが実情です。

なので、無料で質の高い放送を続けてくれています。

ぜひ、Voicyを使って勉強しましょう!

Voicyを行動のきっかけにできた体験を説明した記事がこちらです。
≫【無料】Voicy(ボイシー)聴いていたら1,000円もらえた話【体験談】

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