【チャンス!】ほとんどの企業で副業解禁は時間の問題 | 会社員の副業禁止をなくすブログ

【チャンス!】ほとんどの企業で副業解禁は時間の問題

副業・兼業の解禁がどんどん進んでいます。
私が務める地方の会社はまだ正式に解禁されてはいませんが、外部環境から考えると時間の問題だと思います。
副業が気になっている人、特に個人側のメリットを改めて理解しておきたい人に少しでも参考になれば嬉しいです。

本記事を書いている私のプロフィール

  • 13年以上ローカルテレビ局の新規事業部門で働き、事業づくりを探求しています。
  • デザイン思考やリーンスタートアップの手法を学び実践しています。
  • 副業解禁に向けコツコツ準備を行なっております。

【チャンス!】ほとんどの企業で副業解禁は時間の問題

副業解禁は国が推奨していること

国の方針としては、副業(兼業)はすでに解禁、推奨の方向で進んでいます。
厚労省が用意するモデル就業規定がすでに「副業・兼業」容認に改正されています。(2018年1月に改定)
従来は「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」と禁止の色合いが濃い内容でしたが、それが「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」と改正され副業・兼業を容認する表現になっています。

モデル就業規定とは
労基法により、常時従業員が10人以上になると、就業規則を所轄労働基準監督署長に届け出る必要があり、これをサポートするために国や業界団体等がモデル就業規則を提供している。当然ながら自社の状況によく合わせて作り直していく必要がある。法的拘束力はないものの、国の大きい方針を示していると言える。

国の資料を参考に、副業・兼業が進む背景をまとめると以下2点になります。

  • 人生100年時代を迎え、個人が働き方を選べる環境を作っていく必要がある
  • 社会全体には、オープンイノベーションや起業の手段としても有効
  • 参考:副業・兼業の促進に関するガイドライン 平成30年1月策定 (令和2年9月改定)

さらに加えると、
終身雇用や年功序列の崩壊などから身を守るサラリーマンの自己防衛的な側面も大きいと思います。

そもそも、就業時間以外まで一つの会社に拘束されること自体、とても不健全な状態です。
会社と従業員の間に信頼関係が必要なのは当然。さらに、納得感のあるルールも必要ですが、副業・兼業は容認されるというレベルのものではなく、本来はできるのが当たり前のものと思います。

注意
ただし、公務員の場合は、法により副業・兼業が禁止されています。

大企業はここまで進んでいる

一般的に副業と兼業は同じ意味という解釈も多いですが、私的に、兼業は他の会社等に属して給料をもらうようなもの、副業は個人の興味や趣味の領域から起こすスモールビジネスという定義にしていて、本記事は「副業」の方にフォーカスしています。つまり、私がイメージしているのは個人事業主としての副業です。

2018年が副業元年と言われているようですが、大企業の副業解禁はかなり進んでいます。
政府が進める働き方改革に加えコロナウイルスの影響で一気に加速した感があります。リモートワークで自宅にいる時間が増え、サラリーマンの学び直しが進んだことも要因の一つと言われています。
私も4月ごろからビジネス系YouTubeチャンネルをかなり視聴しているので、副業に関してはかなり影響を受けていると実感しています。

副業解禁している大企業のほんの一例です。
(企業のHP、日経や東洋経済の記事で直接確認できたもの)

ソフトバンク、ロート製薬、日産自動車、富士通、花王、アサヒビール、SMBC日興証券、みずほフィナンシャルグループ、新生銀行、NTTデータ、NTTドコモ、サイバーエージェント、ソニー、ヤフー、三菱自動車、日産自動車、トヨタ車体、日本航空、富士ゼロックス、関西電力

ニュース記事等を読むと、大企業が副業解禁に踏み切る最大の理由は、「有能な人材の獲得(つなぎとめ)」という論調が多いようです。自分のやりたいことがある有能な人が、副業を禁止されているのなら、今の会社を辞めて他の会社に移ろうかな、と考えるのは自然なことに感じます。
一方、副業で社外に出た従業員からのフィードバックを期待したり、外部からの副業人材を新規事業に活用してイノベーションを起こそうとする企業の事例も見られます。

大企業の副業解禁、この流れはますます加速しそうです。そして、この流れは多少タイムラグはありますが、必ず中小企業、地方の企業にも広がります。私の活動する四国でも、地銀の伊予銀行が今年4月に副業を解禁しました。

サイボウズの事例に学ぶ

働き方改革の先頭を走っている企業の一つ、サイボウズの副業解禁への取り組み事例を見て学ばせていただきましたので共有させていただきます。

サイボウズとは
サイボウズ Office、kintoneなどを手がけるソフトウェア会社。愛媛県松山市で創業。「100人いたら100通りの働き方」がモットー。青野代表は働き方改革の先駆者としても有名

兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会(第2回) (中小企業庁HPより)
サイボウズにおける副業(複業)の推進事例

以下、上記サイトにあるサイボウズさんが作られた資料からの抜粋です。

企業から見た副業のメリット
  • 採用力の強化
  • イノベーションの創造(社外の知識を取り込む) 生産性の向上(リフレッシュ効果)
  • マネジメント力の向上(働き方の多様化を促進できる)
  • 個人の自立を促進(ぶら下がり社員を減らす)
  • 高給人材の登用(フルタイム分の給与が不要)
個人から見た副業のメリット
  • 収入を増やす
  • スキルを高める
  • 人脈を広げる
  • 将来のキャリアプランを豊かにする
  • リフレッシュできる
  • モチベーションを維持向上できる
  • 幸福感が高まる(貢献できる喜び)
  • 自分の人生で本当にやりたいことを模索できる

確かにこのようなメッセージが出ている企業は魅力的ですね。
とても共感します。

個人に副業がもたらすメリット

優先順位はそれぞれになると思いますが、上のサイボウズさんの事例に上がっている全ての項目がメリットになると思います。
さらにいうと、「自分の人生を自分でつくっていく」ということでしょうか。
大変な時代だとは思いますが、これまでの時代より自由になるとも言えます。
ピンチではなくチャンスと捉えたいですね。

今日からできる副業解禁に向けた準備

私の属する会社、実はまだ副業が解禁されていません。(2020年12月時点で研究段階)おっとりしている社風の会社ですので仕方ありませんが、副業の解禁は時間の問題かと思います。時代にあらがうことはできません。

私が今やっている副業解禁に向けての準備です。

  • YouTubeの企画・運営
  • 本ブログの運営など情報発信
  • コンテンツビジネスの考察
  • お金の勉強
  • 社外の人とのネットワーク強化

平日はできるだけ2時間以上、土日のうちどちらかは5時間程度、時間をつくってそれらにあてるようにしています。
学んだことはできるだけ早く行動に移すことを強く意識してやっています。

また、上の項目で紹介したサイボウズさんの事例の中に、とても参考になることが書いてあります。
再び抜粋して紹介します。

個人から見た副業のコツ
  • 一石二鳥…1つの成果が2つ以上の会社の成果となること
  • 公明正大…副業のスケジュールや内容を共有すること。
  • 副業分野…できること&やりたいこと&企業が求めることを満たすこと
  • ITツール…スムーズに切り替えられること

公明正大にやること、副業分野について考えておくことは、会社との信頼関係を築く上でとても重要なことだと思います。

まとめ
副業・兼業はどんどん進んでいくのは間違いありません。また、1つの会社に依存する一本足の状況はかなりリスクが高い時代です。
本記事で紹介したサイボウズさんの取り組みも参考にして、会社と信頼関係を築きながら個人事業主型の副業を模索しましょう。

副業を考えるみなさんにも参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

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